歯科医としての歩み方はそれぞれです。
経営者としての魅力を感じる歯科医は、医院の拡大、分院展開を望むでしょう。経営を学び、医業収入、1億、2億だとセミナー講師として伝えることでしょう。
実情は経費の拡大、毎年の採用、自分の手元に残る利潤はわずかな院長先生もいます。年齢を重ね医院の縮小や、自分たちの子供には継承させない院長先生も多くいます。
スタディグループでの地位、学会での活動に夢中になっている歯科医もいます。自身の医院は医業収入が不安定、スタッフは離職の繰り返し、経営で悩んでいる院長先生もいます。
勤務医時代は、医院から全てを与えられ不自由なく仕事、生活をしていたものの、開業したものの、やはり、患者数が増えない、スタッフは離職を繰り返す、休日を返上、遅くまで診療する、他の医院に非常勤として勤務する先生もいます。
地方に行けば、高齢になった歯科医の夫、サポートする妻、パートの歯科助手の小さな歯科医院もあります。
若い時から勤務医として転院を繰り返し、現在では訪問診療をメインとして生活のために勤務している歯科医もいます。
多くの歯科医の歩み方を見てきました。
仕事が生活のための義務となると、辛いものです。
仕事に行くことが憂鬱、仕事の無い休日を待ち望み、仕事以外の楽しみを探し続ける。
とても、寂しいことと感じます。
歯科医療は、本来、もっと価値のあるものです。
歯科医療を通じて、個々の人生に高い価値、やりがい、幸せをもたらしてくれます。
そのような環境を提供できる医院と捉えております。